出品者からのメッセージ
-講堂
京都いけばなプレゼンテーション2025
「 いけばな推し!-my Favorite fllower 」にちなんで
それぞれの作家が思いを込めて活けました。
京都芸術センターのフリースペース・講堂・大広間
個性あふれる空間に広がる世界をお楽しみください。
講堂-01
梅田 一茜/Issen Umeda
【一光流/Ikko-ryu】
my favorite flower アルストロメリア/Alstroemeria
季節らしさを大切に思い、季節それぞれに推しの花があり、その花をいけると気持ちが上がります。
又、新しい推しの花が見つかるのも嬉しいです。
講堂-02
山中 樹/yamanaka miki
【 洛陽未生流/Rakuyomishoryu 】
紫陽花(あじさい)/Hydrangea
しとしとと雨の降るこの季節に
紫陽花の美しく咲き誇る姿
セミの鳴く夏はすぐそこだと感じる
講堂-03
佐々木 麻里華/MARI SASAKI
【 御室流/Omuroryu 】
my favorite flower バラ/Rose
「香りと色彩の相乗」
黄色のバラは、幸福や希望を喚起するといわれます。
講堂-04
藤木 香奈/FUKJIKI KANA
【 池坊/IKENOBO 】
my favorite flower 蛍袋(ほたるぶくろ)/bellflower
雨の気配を感じながら
草木が輝く季節
うすくちいさな花の中に
ほのかなひかり
見えないひかりがそこに灯っているような
そんな気がしています
講堂-05
赤坂 輝陽/Akasaka Kiyoh
【 御室流/Omuroryu 】
my favorite flower 青紅葉(あおもみじ)/fresh green maple
青紅葉の美しい季節になりました。季節の花々を添えて、初夏の
瑞々しさが届きますように。
講堂-06
森田 華鳳/Kao Morita
【 華道表現派/Kado-hyogenha 】
my favorite flower グロリオサ/Gloriosa
蝶のように揺れる風情が儚く、それでいて凛とした美しさもあるグロリオサ。フランスでは日本産が高級花として珍重され、あまりの高額のため、一本一本分解してバラ売りされることも。鳥のくちばしのようなツボミも好きなポイントです
講堂-07
西阪 保則/YASUNORI NISHISAKA
【 専慶流/Sennkeiryu 】
my favorite flower クレマチス/Clematis
好きな花は日々変わります。
元気な時、リラックスしてる時、季節を感じている時。
今回も花に癒され、楽しくいけました。
講堂-08
浅田 芳彩/Hosai Asada
【 草月流/Sogetsuryu 】
my favorite flower 竹(根付の竹)/Bamboo
竹の持つ生命力と力でよさを感じました。
エアープランツを遊び心であわせました。
講堂-09
杉崎 翠山/Suizan Sugisaki
【 喜堂未生流/Kidomishoryu 】
my favorite flower ひまわ り/Sunflower
夏が待ち遠しくて。
講堂-10
中野 天心 Tenshin Nakano
【 華道本能寺/Kado-Honnnouji 】
my favorite flower ネオレゲリア/Neoregelia
「輪廻転生」
魂が肉体を離れて、再び新たな生命として生まれ変わることを
繰り返すという理念を花に込めました。
講堂-11
渡邉沙由理/sayuri watanabe
【 日下部流/Kusakaberyu 】
my favorite flower タンチョウアリウム/ound-headed leek
「風に吹かれて」
初夏の風をお届けします。
講堂-12
村岡 雅甫/Muraoka Masaho
【 嵯峨御流/Sagagoryu】
my favorite flower 睡蓮(すいれん)/water lily
水面から優雅に花を咲かせ、広い葉は水面を覆う。そんな睡蓮に触れたくてもぬかるみに足を取られそうで近付くこともできません。複雑に繁茂する植物…ミステリアスな沼沢に睡蓮は清らかに咲きます。そんな睡蓮に想いを託し、想い花にいけました。
講堂-13
青谷 愛甫/Aotani Aiho
【 都未生流/Miyakomishoryu 】
my favorite flower リョウブ/Japanese clethra
瑞々しい青葉と涼やかな花々を調和させることで、爽やかな季節感を演出しました。風に揺れる花姿が、心に涼をもたらしてくれるのではないかと思います。
講堂-14
中村 凜翠/Rinsui NAKAMURA
【 小松流/Komatsuryu 】
my favorite flower カンパニュラ/Campanula
生命力を感じる独特の個性を持つ花が好きなようです。
光によって表情が変わるガラスの花器と取り合わせて。
講堂-15
松井 重湖/Matsui Shigeko
【 峰風遠洲流/Hohuenshuryu 】
my favorite flower
太藺(ふとい):古名は「九十九(つくも)」/Taiyakusa
「九十九 くの字活 二分体」
私は峰風洲流の四季折々のお生光に魅せられて入門しました。
1月は水仙に始まり、アマリリス、桃、芍薬、ショーブ等そして6月は水物のお生花。
柔らかな九十九ながらも凛とした立ち姿。
華やかさはありませんが、初夏の水辺の涼やかさを感じていただければ幸いです。
講堂-16
藤 恵莉甫/fuji eriho
【 東山未生流/Tozanmishoryu 】
my favorite flower ローズマリ/Rosemary
「カオリ」
嗅覚は五感の中で、一番強く脳に記憶されるそうです。
思わず胸いっぱいに吸い込みたくなるフレッシュな香り。
この会場いっぱいに広がれ、ローズマリー!
講堂-17
小山 幸容/Koyama Yukiyo
【 華道表現派/ Kadohyogenha 】
my favorite flower 今回のいけばなプレ ゼンテーションでの出会いの花
Flowers encountered during this Ikebana presentation.
いけばなは季節を映しますが、私はその時々に出会う花との縁を大切にしています。カラーのしなやかな茎の表情に心惹かれつつも、一つの花を選ぶのは難しく、出会いはいつも新鮮です。
さて今回はどんな花が私を導いてくれるでしょうか…